トヨタ カムリGグレード。ライバル不在の乗り心地と広さ、売れるわそりゃ。

[試乗]トヨタ カムリGグレード。ライバル不在の乗り心地と広さ、売れるわそりゃ。

どうも藤鴎外@試すブロガー@fujiougai)です。

今回はトヨタ カムリの試乗です。

当初は廃盤となるマークXへの試乗しようと試乗予約もせずに飛び込みでトヨペットさんへお邪魔しましたが予約していなかったこともあってマークXの試乗車は無く近しいものを試乗しようとなりカムリへの試乗と相成りました。

僕はトヨタ ノアハイブリッドに3年ほど乗っていたのですが正直に言って「ハイブリッドはもうこりごり」だと思っていてネガティブな感情があるんです。
1.8リッターエンジン(99ps)に駆動用(82ps)と発電用のモーターを組み合わせた「2モーターハイブリッド」ですが、エンジンとモーターの出力をフルに引き出した際のシステム出力は「136ps」とスペック上はそこそこですが実際使ってみると非力であることは否めませんでした。それがカムリでは2.5L+ハイブリッドで更に重いとなるとどうあっても望めないだろうなあと、かなり期待値の低い入りでした。

パワートレーンは先述の2.5L+ハイブリッドシステムとなりグレードも2種+レザーパッケージとシンプル。

2.5L+ハイブリッドモデル

X:329万円

G:349万円

G レザーパッケージ:419万円

Xグレードは廉価モデルでトヨタお得意のカタログ上での燃費すげーじゃん!モデルです。

売れ筋としてはGグレードモデルでしょうね。ラグジュアリー感を出したいならレザーパッケージも装着するというところ。

パワートレーンが一種ということも相まって非常にグレード展開が分かり易くてここはさすが「販売のトヨタ」

売れ筋ということで試乗車もGグレードでした。その実力は如何に!?

試乗車:カムリGグレード

試乗した場所:大阪トヨタ 住吉店

大阪トヨタ 住吉店さんにて試乗させて頂きました。

飛び込みの試乗でしたので本命のマークXには試乗できなかったものの、進化したカムリを体感させていただくことができました。

親切にご対応いただけたのもすごくよかったです。

この場を借りてお礼申し上げます。

トヨタ カムリGグレードのスペック

 

  • 車名:カムリ
  • グレード:G
  • サイズ:全長×全幅×全高(mm) 4,885mm×1,840mm×1,445mm
  • 駆動方式:FF(前輪駆動)
  • トランスミッション:CVT
  • 型式:DAA-AXVH70-AEXNB
  • 排気量:2,487cc
  • 最高出力:131[178]/5700/システム合計出力211馬力
  • 最大トルク:221[22.5]/3600
  • 車両重量:1,845kg
  • 0-100加速:6.5秒
  • 車両本体価格:349万円(税込)
  • 試乗日:2018年04月28日

ちなみに0-100加速はコチラの動画を参照しました。

エンジン出力は178馬力とモーター出力120馬力(まじか!?)そして単純に足し算すると298馬力となるはずですが、合計システム出力は211馬力となります。計算方法はわかりません、すみません。

さてさて、出力に関しては現行モデルの輸入エントリーセダンクラスを凌駕しますね、車体は重いのでそこらへんはどうでるのか気になるところですね。

トヨタ カムリGグレードの競合車

先述のように僕はマークXの試乗目的だったわけです、つまりスポーツセダン。

ところがどっこい実際にステアリングを握るのは、大柄でどちらかといえばコンフォートなセダンです。失礼ながらおじさまセダンなわけですよ。

目的と全く逆のセダンです。よくよく考えてみて、カムリってどのセグメントなん?って考えて調べてみたら、こんな感じ。

輸入車および国産車

ホンダ・アコードハイブリッド

日産・ティアナ

マツダ・アテンザ セダン

マツダ アテンザXD Lパッケージ。三代目でマイナーチェンジし輸入Dセグメントへの宣戦布告。

2018.04.19

スバル・B4

フォルクスワーゲン・パサート

国産同士で比較してみましょう。

比較

  • 車名:アテンザ
  • グレード:XD Lパッケージ
  • セダンサイズ:全長×全幅×全高(mm) 4,865mm×1,840mm×1,450mm
  • ワゴンサイズ:全長×全幅×全高(mm) 4,805mm×1,840mm×1,480mm
  • 駆動方式:FF(前輪駆動)
  • トランスミッション:6速AT
  • 型式:LDA-GJ2FP
  • 排気量:2,188cc
  • 最高出力:129[175]/4500
  • 最大トルク:420[42.8]/2000
  • 車両重量:1,815kg
  • 0-100加速:8.4.秒
  • 車両本体価格:377万円(税込)
  • 試乗日:2017年08月12日

トヨタ カムリGグレードとアテンザXD Lパッケージ。ガチンコライバル同士ですが比較してみると面白いですね。

※両モデルで性格が大きく違いますのでコッチが良い・悪いとかはありません。

  1. 馬力はカムリが大きく離し優勢、トルクはアテンザがスペック上優勢ですがカムリのモーター分のトルクを考慮にいれていないので何ともいえませんね。車重については30㎏近くアテンザが軽い。
  2. カムリ、アテンザ共に立派なサイズです。Dセグメントクラスのワイドさを持っています。
  3. 現行モデル比較でいくとカムリよりもアテンザの方が装備面においては優勢かも知れませんね。。

[長距離試乗モニター]マツダ アテンザワゴンXD AWD Lパッケージ。足とハンドリング改良で絶対輸入Dセグメント超えるわ。

2018.10.13

マツダ アテンザXD Lパッケージ。三代目でマイナーチェンジし輸入Dセグメントへの宣戦布告。

2018.04.19
  • 車名:アコードハイブリッド
  • グレード:LX
  • サイズ:全長×全幅×全高(mm) 4945mm×1850mm×1465mm
  • 駆動方式:FF(前輪駆動)
  • トランスミッション:CVT
  • 型式:DAA-CR7
  • 排気量:1993cc
  • 最高出力:107[145]/6200/システム合計出力215馬力
  • 最大トルク:175[17.8]/4000
  • 車両重量:1,855kg
  • 0-100加速:7.0秒台
  • 車両本体価格:385万円(税込)

カムリとアコードハイブリッドです。双方ハイブリッドシステムを持つHV車ですが両メーカーで味付けが全く違うようです、

※両モデルで性格が大きく違いますのでコッチが良い・悪いとかはありません。

  1. 馬力はアコードがやや優勢、トルクはスペック上はカムリ優勢しかしながら双方HVなのでトルクはスペック以上のものがでていると予想されます。車重については10㎏カムリが軽い。
  2. サイズはアコードの方が大きいですね。特に全長は5mに迫る勢いです。
  3. 価格と装備を考えるとややカムリ優勢かなとは思います。

アコードハイブリッドまだ乗ったことないんですよね。

ホンダ試乗したことないので一度行ってみたいと思います。

トヨタ カムリGグレードの外装

と言いながら実写の写真が撮れなかったのでyoutubeで勘弁してくださいw

「それは、正統な進化でありながら、数字で評される機能的な価値を超え、『官能』の域までたどり着いた新しい姿。」

いや、言いますね。これは挑戦的と言えるでしょう。官能はアルファに譲っとけって、もしくはレクサスLCに

まず特筆すべきはエクステリアのアグレッシブさが目につきます。

トヨタの最近の車種は中々に挑戦的デザインを導入しており、一見すると「アクの強い」外見なのですが、さすが世界のトヨタの効果なのか販売されてからしばらくたつと見慣れてくるんですから不思議です。

カムリもその一台と思っていたのですが、実物を近くで見るとかっこいいんですよね、普通に。

フロントは先代モデルを踏襲しつつもアグレッシブさを備え、ヘッドライトデザインも鋭く進化。

サイドデザインもくびれがあるし、窓に目をやるとシルバーメッキモール下部がフロントに向かっていくとスッと上に上がっています。

リアは秀逸なデザインでLCを彷彿させる「真ん中にバッジ」を採用しており、リアライトデザインもLCを彷彿させますね。

ここは頂けないなと感じた部分は無し、正直エクステリアはめちゃくちゃかっこいいですね。

キーンルックと呼ばれるトヨタの新しいデザインアイコンに収まるヘッドライトもプリウスなどと同様、Bi-Beam LEDヘッドランプが採用されています。

Bi-Beam LEDヘッドランプについて

トヨタのプリウスに初めて導入された、
1灯の光源でハイビームとロービームが切替できるヘッドランプです。
省電力で寿命が長く、点灯速度が早く、白色で視認性が良いという、
LEDのメリットを活かした世界初の技術。

【トヨタ】1灯の光源で切り替え可能なBi-Beam LEDヘッドランプの仕組みとは

リア斜めから眺めてみると流麗さもあり、クーペチックなルックで好印象です。

エクステリアは僕個人的にはかなり印象が高く、なるほど確かに『官能的』な車だなあというと感じました。

 

トヨタ カムリGグレードの内装

はいこちらも先述の通り、写真はありませんのでyoutubeです。

内装をみて感じるのはまずは室内の広さ。

同日、数時間前にジャガーXEへ試乗していたのですが、全然カムリの方が広いです。

ジャガー XE 2.0ディーゼル R-SPORT。見た目、走り共に紳士な英のDセグスポーツセダン。

2018.06.26

ハード面でのボタン類は少なくはないけどすっきりまとまっている印象ですね。デザインの犠牲と操作性を上手くバランスさせているように感じます。

特徴的なのがセンターコンソールの捻じれたデザインですねステッチなどが施されており高級感漂う室内の演出に貢献しています。個人的には価格を考慮するとソフトパッドをもう少し使ってほしいという気持ちにはなりました。

シートについてはGグレードなのでファブリックですが僕が以前乗っていたノアとは質の格が違うファブリックです、

ペダルはオルガン式、コンフォート売りやろwなんでやねんwとうれしいつっこみをしますが、いや操作は僕個人的にはオルガンの方が好きなんですよね。かかと置いとけるし。

センターコンソール部はタイガーアイ(虎目石)の模様調のパネルが設えらえています。ナビ周りはピアノブラック加工なので指紋が気になるところですね。

後部座席は大人5人でもしっかり座れるシートです。四人ならヤンキーばりに脚広げても当たらないと思います。なおかつ送風口もしっかりとしたものが装備されているのでゆっくりとできます。だから社用車に使われるんやなと納得した瞬間でもあります。

エクステリアとは打って変わって、内装の全体的な印象としてはめちゃくちゃコンフォート寄りな印象ですね。ペダルレイアウトもしぜんな感じでした。

ただ少し残念だったのはややプラスチッキーだった部分ですかね、ここはクラウンと差別化を図ったのかな。

トヨタ カムリGグレードの乗り心地・走り心地

トヨタ カムリGグレードのインプレッションです。

外装内装を見て回り、いざ試乗車に乗り込みます。

ファブリックながらしっかりと支えてくれるシートに座り込み電動操作で位置調整を行いますがちゃんとばっちり決まりミラー類を調整します。

試乗車の為エンジンはオン状態でしたので一度エンジンオフにします。

改めてブレーキを踏み込みノアハイブリッドと同じ位置にあるエンジンスタートボタンを押してエンジンに火を入れます。がHVなのでエンジンは始動せずオープニングが流れます。

ノアの場合はバッテリー容量の問題なのか、スタートボタンを押した3秒後にはエンジン始動するのですが、カムリではありませんでした。

電動式サイドブレーキは解除しストレートゲート式シフトレバーを「D」へ入れ、いざ発進です。

まずは電気のみのクリープでヌルヌルと徐行運転ですが、これは至って自然なフィーリング。いいですね。

ディーラー段差チェックをしますが、段差なんてなかったんじゃないか?と思うほどスムースにかつしなやか。

前サスペンションあストラット、後サスペンションはウィッシュボーンで僕はもちろん運転席でしたが「何処に座っても快適やないか!」と思います

ディーラーを出てから二車線の道を走りますが低速での走行でした(標識の関係で)、もうめちゃめちゃ乗り心地いいです。ふわふわしているんだろうと思われるかもしれませんがショックが収束せず揺さぶられるということはないですね。路面からの入力がシートまで伝わらないという感じです。TENGAじゃなくTNGAの威力発揮というところですかね。

エンジン始動に関してもめちゃスムースです。これにも驚きで、ノアを乗っていたころはエンジン始動の度に萎えていた(遮音性が低すぎるので車内がすごくうるさくなる。)のですがカムリはそのネガが全然ありません。

少し道の流れが良くなってきたので少し速度を上げてみますが加速に関してもスムースです、車重のネガはほとんど感じません、踏切が見えてきましたので減速から停車、安全確認、発進しますが、驚くことに踏切の段差ですら「コツコツ」という軽いショックのみの侵入でした。また加速についても停車中にスポーツモードに切り替えてアクセルを踏み込みますが、レスポンスが良く電気モーターのトルクある加速を感じられますし、改めてヤワな足回りではなく踏みしめて走る分に関しても計算された足回りなんだなあと驚かされました。

路面状況をほぼ伝えない車もあるんやなあと感心しきりでしたね。Dセグより乗り心地特化しとるやないか。

低速、中速と高速での乗り心地や振動・音など本当に高いレベルで抑えられています。

カムリにはドライビングセレクトが備わります先述のように「エコ」「ノーマル」「スポーツ」「EV」の4種。

スポーツで帰り道も走ってみますが、荒れた路面を走っているのにも関わらず乗り心地はやはり良い。

少し狭い河川敷を走っていたので左折に気を使いましたがそりゃ1840mmなんてふつうはでかいほうの車のサイズなのでここは仕方ないですね。

そのままディーラーへ戻り試乗を終えました。

 

試乗を終え僕が思ったのこととして。

「売れるにきまってるよな、乗り心地、燃費。見た目全部良い。」ということ

先述の競合車、ライバルについてはアテンザとアコードハイブリッドを引き合いに出しアテンザのみ試乗済みなのですが、間違いなく言えるのが乗り心地を重視するならカムリを買うべき。乗り心地抜群だから。

当初危惧していたパワー不足は杞憂に終わり、乗り心地に驚かされ、見た目にもやられてしまったんで、これは良い車です。間違いなく。

乗り心地:乗り心地はまじでベンツEクラスあたりと張り合えるレベル。本当に乗り心地だけなら負けてないですよ。なんなら日本の道なら17インチ履くカムリの方が良いかもしれんね。

走り心地:走り心地については低速から中速(60キロ程度)までの走り心地ですが不安になることはないですね。TNGAすごい。

NVH(ノイズ・ヴァイブレーション・ハーシュネス):今まで試乗した中で一番よかったかもしれんと思うほど。

トヨタ カムリGグレードまとめ

 

カムリは北米で売れる車ですが、僕は以前タイに行った際こう聞きました。

「タイではこのカムリが社長やえらいさんを運ぶ車なんだと」

その当時は新型はまだデビューしていなかったのですが。タイの社長=「カムリ」は日本の社長=「クラウン」という構図なのでしょうね。あとピックアップトラックも人気でした。

話がそれましたがカムリ、最初は興味なくおじさんとか社用車とかタクシーばかりに支持される車種なのかと思いきや、めちゃくちゃ良い車でしたね。乗り心地特化と思うほど乗り心地は良いのに、走りも良い。すごいじゃないかカムリ、いやトヨタ。

しかしながら、僕にはまだ早いなあと思います。

売れている、起用されている理由がやっとこさ分かった上で僕は買わないのに見積もりだけくれはできないなあと思い、今回は見積もり諦めめました。

ですが、いつかカムリが似合うオジサマになっていたいとは強く思います。

 

他試乗記事はコチラにまとめています。

 

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藤鴎外です。 特段森鴎外のことは好きではありませんが、鴎外の響きにやられてしまいました。 ブルーワーカー系ブロガーで、青い服着てドロドロになりながら試乗記事なんかを書いています。