[試乗記事]フォルクスワーゲン ゴルフ7.5 コンフォートライン。Cセグメント王者のバランス。

[試乗記事]フォルクスワーゲン ゴルフ7.5 コンフォートライン。Cセグメント王者のバランス。

どうも藤鴎外@試すブロガー@fujiougaiです。

前ブログのリライト記事です。

フォルクスワーゲンといえば、ドイツ語で大衆の車という意味ですが日本とは使用環境が違うためにかなり走行性能に対して重きがおかれていることはみなさんご存知かと思われます。

その中でもCセグメント、所謂コンパクトな車のクラスでは「王者」と称されるゴルフに試乗してきました。

ゴルフは今回で7度目のフルモデルチェンジでマイナーチェンジによって巷では7.5とされています。

初代ゴルフが生まれたのが1974年。

ビートルの後継機として誕生した経緯がありますが、ゴルフの持つ居住性や運転性能、進む、曲がる、止まる。を高い領域で実現した「世界のスタンダード」とされています。
僕ら平成生まれからすれば非常に「随分と昔から続く車」であり、様々な車の誕生や改良に影響を与えてきた「祖先」に近い車なんだなあというのが印象です。

ここの読者様の層は40代から50代の先輩方が多いので生で初代を見られたことがある人が多いかもしれませんね。

43年前に登場した車から7代目のゴルフは現代でどのような印象を与えてくれるでしょうか?

ちなみに

ゴルフの名前の由来

VWでは各地の「風」から名前を拝借するそうで、ゴルフの場合は メキシコ湾流の風に由来するドイツ語のガルフストリームから名前を拝借したそうです。

今回ステアリングを握らせてもらうのはエントリーモデルの一つ上のグレード ゴルフ7.5 コンフォートラインです。その実力は如何に!?

試乗車:ゴルフ7.5 コンフォートライン

試乗した場所:フォルクスワーゲン寝屋川

フォルクスワーゲン寝屋川ささんにて試乗させて頂きました。

初めて試乗に伺わせてもらいましたがマネージャーさんがめっちゃ解説してくれて本当ありがたかったです。

この場を借りてお礼申し上げます。

ゴルフ7.5 コンフォートラインのスペック

  • 車名:ゴルフ
  • グレード:コンフォートライン
  • サイズ:全長×全幅×全高(mm) 4,265mm×1,800mm×1.480mm
  • 最小回転半径:5.2m
  • 駆動方式:FF(前輪駆動)
  • サスペンション:前ストラット 後トーションビーム
  • トランスミッション:7速DCT
  • 型式:DBA-AUCJZ
  • 排気量:1,197cc
  • 最高出力:77[105]/4500
  • 最大トルク:175[17.8]/1400
  • 車両重量:1,515kg
  • 0-100加速:10.4秒前後
  • 車両本体価格:279万円

スペック表眺めてるとなんだか普通の車、というより今までの試乗記事からすると野暮ったい印象。

ですが明らかにスペック表だけではわからないのが車でしてドアを閉めた瞬間に分かる塊感とかそういったのは表にはできないですからね、この車相当やりおる。

ゴルフ7.5 コンフォートラインの競合車

今回はCセグメントで比較していこうと思って色々みてたんですけど、どうせなら全く違う国のモデルと比較しようとこんな感じになりました。

比較対象1

  • 車名:フィアット 500
  • グレード:TwinAir Lounge
  • サイズ:全長×全幅×全高(mm) 3570mm×1625mm×1515mm
  • 最小回転半径:4.7m
  • 駆動方式:FF(前輪駆動)
  • サスペンション:前ストラット後トーションビーム
  • トランスミッション:7速DCT
  • 型式:ABA-31209-150.091.4
  • 排気量:875cc
  • 最高出力:63[85]/5500
  • 最大トルク:145[14.8]/1900
  • 車両重量:1,260kg
  • 0-100加速:11.2秒
  • 車両本体価格:267万円

ゴルフ7.5コンフォートラインとフィアット500 TwinAir Loungeを比較します。いや、比較として成立しているかわからないのですがかわいかったのでついw

ゴルフ7.5コンフォートラインのサイズ:4,265mm×1,800mm×1.480mm

フィアット500 TwinAir Loungeのサイズ:3570mm×1625mm×1515mm

フィアットちっせぇwかわいいwwもう比較としては間違ってますけど、フィアットの最小回転半径が4.7mでゴルフが5.2mなんですね。いや、もうフィアットの方が取り回しは断然上ですね。比較間違えてるけどw

0-100加速についてはさすがゴルフの方が速くて

ゴルフ7.5コンフォートライン:10.4秒

フィアット500 TwinAir Lounge:11.2秒

馬力とトルクについては確かにゴルフの方が上なんですけど、フィアットめっちゃ頑張ってません?車両重量が300㎏も軽いのも手伝ってか決してこの車格にしては遅いとは言えないですよね。まあ速度求める車じゃないのであしからず。だめだフィアットの記事になっちまう。次フィアット試乗行こう。

※両モデルで性格が大きく違いますのでコッチが良い・悪いとかはありません。

  1. 馬力・トルク共にゴルフが優勢、コンフォートグレードなので1.2Lですが優秀だと思います。
  2. サイズはフィアットちゃんですね。これならリアル「車の運転できなーい★」女子にも大丈夫そう。
  3. 価格についてはスペックからするとフィアットはちょっと高いんじゃね?と感じますがこれは乗ってみんとわかりませんね。ゴルフは打倒じゃないですかね?先進機能を考えればかなりコスパに優れるといえるでしょう。

ふざけすぎました。フィアットのエクステリアデザイン秀逸ですよね。本当かわいい。じゃなくて次は真剣に選びました。

比較対象1

  • 車名:ルーテシア
  • グレード: GT-Line
  • サイズ:全長×全幅×全高(mm) 4,095mm×1,750mm×1,445mm
  • 最小回転半径:5.3m
  • 駆動方式:FF(前輪駆動)
  • サスペンション:前ストラット後トーションビーム
  • トランスミッション:6速DCT
  • 型式:ABA-RH5F1
  • 排気量:1,197cc
  • 最高出力:87[118]/5000
  • 最大トルク:205[20.9]/2000
  • 車両重量:1,495kg
  • 0-100加速:10.1秒
  • 車両本体価格:244万円

ゴルフ7.5コンフォートラインとルーテシア GT LINEを比較します。今回はガチです。

ゴルフ7.5コンフォートラインのサイズ:4,265mm×1,800mm×1.480mm

ルーテシア GT LINEのサイズ:4,095mm×1,750mm×1,445mm

サイズについてはゴルフの方が全体的に気持ち大きい感じですね。最小回転半径に関しては同じです。ん?今回も車格間違えた?

0-100加速についてはほぼ同じでして。

ゴルフ7.5コンフォートライン:10.4秒

ルーテシア GT LINE:10.1秒

馬力・トルクはルーテシアが僅かに上で、特に加速力についてはほぼ同じです。

※両モデルで性格が大きく違いますのでコッチが良い・悪いとかはありません。

  1. 馬力・トルクは双方同じくらいでして、0-100についても同様です。
  2. サイズについてはゴルフが少し大きいものの取り回しは同じ。
  3. 価格にルーテシアの装備類をみていないので何ともいえませんが、正直ルノーにワーゲンを超える先進技術があるイメージが湧かないので今度試乗してきます。

ルーテシアよりメガーヌだったかもしれません。両方試乗してきます。

ゴルフ7.5 コンフォートラインの外装

正面から

 

 

 

最近街中でも見かけるようになったVWの顔ですね。

やはりメーカーとしてもブランディングで「デザインの統一化」を各社図っているのでしょうね。

海外メーカーは顕著に所謂「金太郎飴」状態に、今回お邪魔させていただいた、フォルクスワーゲン寝屋川さんでも展示車両を見ていくと「ゴルフ コンフォートライン」「ゴルフR」「ゴルフ ヴァリアント」「ゴルフ トューラン」「ビートル」と展示されており、独自性が出ていたのは言うまでも無く「ビートル」のみ。

他はゴルフシリーズだったからフロントデザインの個性は見受けられませんでした。

僕はVWのデザインコンセプトは結構好きで無駄というものがあまり無いんですね。

確かに没個性ではあるかもしれませんが、デザインを凝れば安全性が高くなるのか?運転性能が高くなるのか?

そんなことは無くて、徹底的に無駄をそぎ落とし、ユーザーの手に渡ってこそ分かる質感だと今回の試乗で感じましたね。

前述していますが、今回の試乗車はコンフォートライン「強制オプション」としてLEDが装着となります。
というのも、「本来日本国内に輸出されるVW車は基本的にLED仕様となっており、ハロゲンモデルにも出来ますが逆に時間がかかってしまう」とのことです。
わざわざハロゲンにする意味も大阪では考えられないので、強制オプションというか、標準扱いでいいのでは?と思いましたね。
サイドビューは語ることの出来ないくらいにシンプルですね。
VWの思想がここに集約されているんじゃないかと思えるものです。
無駄を省き掛けるべき箇所にお金をかける。
最近の車でハッチバックを見るとほとんどこのライト形状に見えますね。
おそらくは最もハッチバックに適したデザインなんでしょうね。
面白みのないデザインですが、走りや安全性にステータスを振っていると考えると納得できますね。
ゴルフは徹底的に機能性と走行性に偏った車といっても過言ではない車ですから、このデザイン特化や、豪華絢爛なLEDや装飾をするべきではないと思います。
コンセプトやブランドの特性を考えるなら、VWグループのアウディにその座を渡して、こちらは「いろんな人に届く安心と便利さ」を提供するべきだと思います。

ゴルフ7.5 コンフォートラインの内装

 

 

 

 

パーツを見ていくと分かるんですが、車内空間を大きく感じさせているのは開発の努力もそうですが、全てが小さく、そして機能的にまとめられているように感じましたね。

概ねボタンなどは小さくする分には問題なく、スペースの活用から演出まで非常に良く出来た配置だと僕は感じました。
必要な場所に必要なものがあることが如何に大事を考えさせられますね。

内装質感に関して、僕は比較としてA3やアクセラ、CLAなどの試乗経験を踏まえて言わせていただくと、同クラスと比較して恐らくは質感ナンバーワンだと思われます。
実質的にはアウディA3なんかはいわば兄貴分にあたるのに質感ではこちらが譲りますね。
CLAといい勝負かとも思いましたが比較グレードが少し違うことや価格がCLAの方が高いことを踏まえると、こちらに分あるように感じます。

ドライバーのだいたい胸の高さ以上の場所には基本的にはソフトパッドを使用していて、メーターフードやドアに関しても上半分くらいはソフトパッドです。

これは衝突の際に威力を分散してくれる重要な部品となりますから、どのようなエントリークラスや大衆車であっても導入してもらいた安全装備だと僕は考えています。

シートの写真撮り忘れましたが乗り込んだ際に感じたのは、固めに感じたこと。
ファブリックでしたが、フカフカとしてはおらず「受け止めにくる」感じとでも言えばいいのか・・・
ここは運転してからの感想の方が説得力があるように思えます。

ステアリングについてはコンフォートと名乗りながらやんちゃな仕様。
パドルシフトが付いています。
このパドルシフト、そしてこのクラスと考えると「おもちゃ」みたいなもんじゃないのか?と思われるかもしれませんが、相当早く反応してくれる優れもの。
これがあるだけで運転が楽しくなりますね。
そして、ハンドルのボタンなどを見ていただければ分かるように、当然の如く、レーダークルーズコントロールも装着されているため、遠距離や長時間の走行に対して有用な装備が装着されているグレードです。

ナビはオプション扱いでDISCOVER PROというオプションで23万円ほどで着けられるのですが、すごいのはBMWの7シリーズくらいにしか搭載されていない(僕はいまのところ知らない)ジェスチャーで直接何かを入力しなくても、手の動きでタッチパネルを操作できる機能が搭載されるらしく、かなり先進性を感じますね。

シフトブーツを履いていますが、かなりシンプル。

ですが、実はスポーツモードにシフトすることができるのです。
操作は簡単、「D」までおろしたら、もう一度クイっとシフトを「ー」の位置にもっていってください。
そうすると低いギアで回転数を引っ張る制御に切り替わり、演出がスポーティになります。

僕の身長に合わせて(165cm)みると後部座席は十分な広さになりました。
まあ、おそらくは座面の広さが小さいというのが要因として大きいのかな?と思いますが、それでもここまでコンパクトな車で後部座席も許容範囲になれるのは非常に素晴らしい出来。

後部座席には一度座りましたが、やはり印象としては、すわり心地が悪いとはとてもじゃなきけど言えない、けども、めっちゃ良いか?と聞かれると難しい。

というのも僕が後部座席に求めるすわり心地は快適性だから、というのが本音で。
この車はやはり高速走行を前提としたセッティングだから硬く感じるんですね。
日本の足として使うには乗り心地がどうなのか?と思うんですが、今後は後部座席に乗っての試乗というのもやってみようと思いましたね。

このクラスにある方が不思議な装備、後部座席の送風口
国産で言えばレヴォーグにすら装着されていない装備の為、僕はこれを見て感動しましたね。
国産のライバル、アクセラには付いていなかったのでここは大きなアドバンテージ。
というか、求めている客層が違うんでしょうね。

ゴルフ7.5 コンフォートラインの乗り心地・走り心地

この日は非常に暑く、エアコンをガンガン入れての出発でした。
音に関してはエアコンの音とすこしのエンジン音。
普段使いの領域で言えば「余裕の合格」です。

エンジン始動時の音の侵入ですがなどはアクセラには勝利、CLAには負けるという印象。

乗り心地に関しては路面の入力はあるものの車体の剛性が高くて足回りはちょっとユラッと来るのですがコンパクトではすごいんじゃないかと思います。

踏み込めば入ってくるエンジン音もそうなんですが、すこしうるさかったのがエンジンブレーキに関して。
これはあまり良い感じの音とは言えず、断続的に(信号待ちまで)使うとなるとストレスになるかもです。

走りに関してならアクセラの方がいいかもしれん。。。と正直思いました。音に関してはマツダの方が上手です。

ディーラーから出発する際の段差や、マンホールなどあらゆる振動をノアと比較するなら
ノアは「やわらかさで包み入力が死ぬのを待つ」に対して

ゴルフは「衝撃を掴み、殺す」

という印象でしたね。

運転中、不快だと感じたのは件のエンジンブレーキ音のみ。それ以外は快適に過ごせる空間でしたね。

ベタ踏みで加速するにしても、特に剛性が不安に感じるだとか、ブレーキがプアだとかは感じませんでしたね。

ちなみに、感動するほど良いというわけではありません。

もちろんBMWの3シリーズくらいか?と問われても「それは無い」と断言できますが、国産でこのサイズでと考えると対抗馬がいないレベルではありました。

今回試乗したゴルフに限らず、VWでは企業理念として安全性や快適性をうたっているため、僕があーだこーだと説明をするよりも、ワーゲンさんのサイトを見られることをオススメします。

VWの安全性

一つ僕が気になった機能をご紹介させていただきたい。

事故後のさらなる二次災害、多重事故を防ぐ機能。

ボストコリジョンブレーキシステム

衝突の危険を最大限回避する機能を搭載するとともに、起こってしまった事故の被害を最小限にとどめる。そのための備えが、ポストコリジョンブレーキシステムです。これは、衝突や追突時の衝撃をエアバッグのセンサーが検知することで作動。自動でブレーキをかけて車両を10km/h以下になるまで減速*させて、対向車線へのはみ出しによって起こる多重事故の危険を低減させるシステムです。もちろんドライバーの操作でブレーキを解除することも可能です。

というもの。
多重事故は死亡率の引き上げだけでなく、際限なく事故の連鎖を生んでしまうものですから、このような減速し対向車線へのはみ出しを防ぐことが出来れば、事故のレベルも変わってくるかと思われます。

やはり、世界で最も売れている車を作る会社ですから安全性についてはかなりの意識だと感じました。

商売ではありますが、ここはトヨタにも見習っていただきたい所です。

ゴルフ7.5 コンフォートラインのまとめ

このコンフォートライン。
実質必要な装備などは揃っており、このパッケージを購入していれば後悔することで言えばすこし馬力が足りないだとかスポーティーではなかっただとか、大体が取り返しの付かない問題ですので、もしもっと早い車がほしいのであれば「ゴルフR」を購入されることをオススメします。

ちなみに、コミコミこんな感じ

ここにLEDのヘッドランプパッケージとナビを入れると320万円ほどで僕が試乗したモデルとなります。
正直、かなりお買い得だと感じましたね。

今回試乗したゴルフ7が2013年6月から日本国内で販売ってもう3年も前の車なのか・・・僕のノアと大体同じなんですが、やはり求めるものが違ったりモノを知らないって怖いなと感じますね。
時期ゴルフ8については日本国内販売が2019年だとか2020年だとか、いろんなうわさがありますね。

他試乗記事はコチラにまとめています。

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ABOUTこの記事をかいた人

藤鴎外です。 特段森鴎外のことは好きではありませんが、鴎外の響きにやられてしまいました。 ブルーワーカー系ブロガーで、青い服着てドロドロになりながら試乗記事なんかを書いています。