[試乗]ジープ コンパスLIMITED。名前の通りジープの行く末を示すか。

[試乗]ジープ コンパスLIMITED。名前の通りジープの行く末を示すか。

どうも藤鴎外@試すブロガー@fujiougaiです。

前ブログのリライト記事です。

今回は初のアメリカ車、初のジープへの市場となりますが、抱いていたイメージは全て覆される結果に。

やはりアメ車と言えば「車体は大きく」「ショックも大きく」「値段も大きい(高い)」と思われがちだが、乗ってみて大きく考え方を変えさせられました。
イメージや外見だけで何か物事を判断することは止めようと心から思いましたね。

SPORT

必要な装備を厳選し、クルーズコントロール、ParkSense®リアパークアシストなど毎日の安全にも配慮したベーシックグレード。ただし受注生産。
¥3,230,000

LONGITUDE

このグレードの特徴としてはブラックペイントルーフを採用しエクステリアにこだわりを持たせている。オーディオナビゲーションシステムの搭載およびスマートフォンへの対応などテクノロジーを充実させたスタンダードグレード。
¥3,510,000

LIMITED

今回試乗させてもらったグレードがこちら。
2.4ℓエンジン、9速AT、そして険しい大地を走破するための4×4システム。レザーシートなどひとクラス上の快適性を両立、あらゆるドライブシーンに応える安全性能をフル装備したプレミアムグレード。
¥4,190,000

今回ステアリングを握らせてもらうモデルは最高グレード ジープ コンパスLIMITEDです。その実力は如何に!?

試乗車:ジープ コンパスLIMITED

試乗した場所:ジープ大阪東

ジープ大阪東さんにて試乗させて頂きました。

初のアメ車、初ジープで緊張していたのですが非常に紳士的な対応でした。

この場を借りてお礼申し上げます。

ジープ コンパスLIMITEDのスペック

  • 車名:コンパス
  • グレード:LIMITED
  • サイズ:全長×全幅×全高(mm) 4,400mm×1,810mm×1,640mm
  • 最小回転半径:5.7m
  • 駆動方式:4WD(四輪駆動)
  • サスペンション:前ストラット 後ストラット
  • トランスミッション:9速AT
  • 型式:ABA-M624
  • 排気量:2,359cc
  • 最高出力:129[175]/6400
  • 最大トルク:229[23.4]/3900
  • 車両重量:1,875kg
  • 0-100加速:10.8秒
  • 車両本体価格:419万円

スペック表では2.4Lのエンジンの割に出力・トルク共にどうしてか良くない数値ですね。

サイズに関してはかなりフレンドリーな印象ですよね。全幅についても1810㎜と扱いやすそうなサイズ。

2017年12月2日にフルモデルチェンジを受けた二代目コンパスは如何なる車だったのかをお伝えできればと思います。

 

ジープ コンパスLIMITEDの競合車

さて、ジープのライバルってなんだ?と思ったのですが悪路走行といえば!SUVと言えば?やはりあの2大メーカーかなと思います。

可能な限り価格を合わせたいのですが、ちょっと難しそうなのでこんな感じに。

比較対象1

  • 車名:Q3
  • グレード:2.0 TFSI quattro 180PS
  • サイズ:全長×全幅×全高(mm) 4.400mm×1830mm×1595mm
  • 最小回転半径:5.7m
  • 駆動方式:4WD(四輪駆動)
  • サスペンション:前ストラット後マルチリンク
  • トランスミッション:7速DCT
  • 型式:ABA-8UCULB-8UGBBY
  • 排気量:1,984cc
  • 最高出力:132[180]/4000
  • 最大トルク:320[32.6]/1400
  • 車両重量:1,895kg
  • 0-100加速:7.2秒
  • 車両本体価格:469万円

コンパスとQ3を比較します。

コンパスのサイズ:4,400mm×1,810mm×1,640mm

Q3のサイズ:4.400mm×1830mm×1595mm

ほぼどっこいどっこいのサイズですね。最小回転半径についてもおなじで5.7mで取り回しやすいということはなさそうです。

0-100加速についてはQ3の圧勝でして

コンパス:10.8秒

Q3:7.2秒

馬力については10馬力ほどQ3が優勢で且つトルクが圧倒的ですね。

※両モデルで性格が大きく違いますのでコッチが良い・悪いとかはありません。

  1. Q3の方が馬力は10馬力、トルクは約9kgf・m勝っており、0-100加速についても3.6秒も速いです。
  2. サイズはほぼ同じくらいですね。
  3. 問題は価格なんですよね、50万円で走りも楽しめそうなQ3を選ぶか、ジープという特殊性を選ぶか。悩みどころです。

 

比較対象2

  • 車名:レガシィ アウトバック
  • グレード:Limited
  • サイズ:全長×全幅×全高(mm) 4,820mm×1,840mm×1,605mm
  • 最小回転半径:5.5m
  • 駆動方式:4WD(四輪駆動)
  • サスペンション:前ストラット後ウィッシュボーン
  • トランスミッション:CVT
  • 型式:DBA-BS9
  • 排気量:2,498cc
  • 最高出力:129[175]/5800
  • 最大トルク:235[24]/4000
  • 車両重量:1,855kg
  • 0-100加速:9.5秒
  • 車両本体価格:356万円

コンパスとレガシィアウトバックを比較します。

コンパスのサイズ:4,400mm×1,810mm×1,640mm

レガシィアウトバックのサイズ: 4,820mm×1,840mm×1,605mm

全島については2クラスくらい上のサイズ感ではありますが、なんとも不思議でレガシィの最小回転半径は5.5mとなっておりコンパスよりも取り回しがしやすい感じですね。

0-100加速については両者そこまで速いという感じではないですね。

コンパス:10.8秒

レガシィアウトバック:9.5秒

馬馬力・トルク共に同じくらいとなります。

※両モデルで性格が大きく違いますのでコッチが良い・悪いとかはありません。

  1. 先述のように同じくらいの出力を持ち、0-100加速については1秒ほどレガシィが早いですね。
  2. サイズは先述の通り。
  3. 価格についてはこちらもQ3と同じくレガシィの方が60万円ほど安いですね。これ本当国産のすごさだと思います。

Q3とレガシィアウトパックについて試乗できていないので出来次第アップしたいと思います。

ジープ コンパスLIMITEDの外装

 

 

ジープ フラッグシップ「グランドチェロキー」から受け継がれた流麗でダイナミックなフロントフェイスとボディラインが特徴的。
ジープのブランドイメージ「7スロットグリル」
シルバーメッキモールを施され、高級感があります。

この角度から見ると中々シャープな印象でフロントサイド部が斜めにきれているので取り回しにおいてぶつけにくいというメリットも。

ちょっと今時ではないのですが、シグネチャーランプ(ポジションランプ)はLEDを使っていますが、ヘッドライトはバイキセノンランプになります。
グレードがハロゲンランプ、「SPORT」「LONGITUDE」に採用。
最上級グレード「LIMITED」がバイキセノンとなりますが、今時なら全部LEDにしてほしいなと思います。

リアの右下にグレードのプレートが装着されます。

この「LIMITED」グレードのみ4WDです。
「SPORT」「LONGITUDE」はFFとなり、6速ATです。

マフラーは片側二本出しとなります。

「LIMITED」は18インチホイールです。
ちょっと乗り心地については17インチでも良かったのかな?と思います

全長×全幅×全高は4,400mm×1,810mm×1,640mmとサイズについてはここ最近の国産車とあまり変わらないので、乗り換えても不自由なく取り回し出来そうです。

デザインについても街中であまり見かけないですし、ジープで走っているのを見かけるのは「ラングラー」が多いですね。

近くで見ても遠くで見ても立派なエクステリアで、個人的には一般的にこの価格帯(400~550万円)のコンパクトSUVの中だったらトップクラスに入る見た目だなと思います
トップはレクサスNXですw

[試乗]レクサス NX300 Fsports。「全部良い」と言い切れるバランスを持つSUV。

2018.09.26
ちなみに、ジープ大阪東さんで営業の方が乗られているのもラングラーで、「ラングラーあるある」を教えてもらいましてw
ラングラーはアメリカのオハイオ州で生産されるのですが、日本の雨、特に梅雨などの降雨量に対応できていないのか、取り外し可能な前席のトップから雨漏りすることが多々あるようですwやだなw

ジープ コンパスLIMITEDの内装

 

今回の試乗で最も驚かされた部分ですね。
アメリカ車はもっと大味で大ぶりなものを採用するのかな?と思っていたのですが、全くそんなことはなく、細かな部分までしっかり考えられていると感じます。

冷暖房とセレクテレインシステム(後述)はスイッチタイプの操作。
それ以外は全てタッチパネルとステアリングスイッチで操作が出来る為視点移動の少なさが特徴。
こういった部分はメルセデスのGLAやNXですら、スイッチ類が非常に多く、視点移動が多いように思うのでココは見習ってもらいたい部分です。

スポーティな車種ではないのでパドルシフトは無し、ステアリングスイッチも一般的な配置ですが、2箇所程一般的な車種なら装備されている「音量操作」「次の曲へ」ボタンは驚くべき場所に配置されています。

少しスポーティな車種ならパドルシフトがあるステアリング裏に音量調節スイッチと音楽の次、前の操作スイッチが配置されていますね。

なぜここに配置したのかは不明ですが、これは慣れるしかなさげですね。

先述したセレクテレインシステムのダイヤル式スイッチ

セレクテレインシステムとは?
路面状況で選べる多彩なパフォーマンス。
スロットルコントロール、トランスミッションシフト、トランスファーケース、トラクションコントロールなど12種類の車両マネジメントシステムを連動させることで、 あらゆる路面状況で走行安定性を実現するのが、セレクテレイン™システムです。
AUTO(オート)
セレクテレイン™システムがすべてのオペレーションを自動制御し、車両の運動特性を路面に最も適した状態になるよう調整します。また不要な場合にリアアクスルを分離して最大限の効率を確保します。
SNOW(雪)
車両の安定性を最大限高めながら、オーバーステアを最小限に抑えることで、雪道や凍結路で抜群のパフォーマンスを実現。このモードで自動的に選択・制御される主要システムには、ABS付4輪ディスクブレーキやオールスピードトラクションコントロールなどがあります。
SAND(砂)
反応のよいスロットル特性と適切なシフトアップポイントにより、柔らかい砂地を走れるよう特別なチューニングが施されたモードです。
MUD(泥)
ぬかるみを走破するため、特別にチューニングされたシャーシコントロール、ディファレンシャル、トランスミッション比を駆使し、ホイールを断続的に回転させることで低速走行でのトラクションを最大化します。

フロントには重宝するUSBが一つ、シガーソケットが一つ。

「LIMITED」グレードは加飾がピアノブラックで、そのほかはシルバー調となります。

ペダルレイアウトも自然に操作が出来るもので、ゴルフやケイマン試乗時に感じたペダル類が左に寄りすぎている感は無く、一般的なペダルレイアウトで自然に操作ができますね。
ここはマツダがダントツの配置ということも記載しておきたいです。

リア部についても、かなり質感が高く、ここはメルセデス、アウディBMWを凌駕していると表現しても良いでしょう。

なんとリアにはコンセント115VとUSBも用意されておりかなり重宝しそう。

少し面白いのがリアのドア開閉。
というのも、普通はストッパーが2箇所あるのに対して、この車は開き始めの1箇所はしっかりと止まるのですが、2箇所目があやふやでどの位置でも止まってくれるという仕様なのか?立て付けの問題なのか分かりかねますが、どこでも止まるというのは中々無いですね。

「LIMITED」グレードでは質感が非常に高く、欧州コンパクトSUVを凌駕する部分もたくさんあります。
ただし、NXに関しては同等、もしくは少し弱い部分があるように感じます。

特筆すべきは後部座席にもしっかりソフトパッドを贅沢に使用されていたり、エアコン吹き出し口があったりと、おもてなしもしっかり行ってくれるところには感動ですね。

チリ合わせではアウディには勝てません。
ラグジュアリーな演出(アンビエントなど)ではメルセデスには勝てません。
走りの軽快さではBMWには勝てません。
上質な乗り心地ではレクサスには勝てません。

それでも十分に戦えるハードルまでは各々の必要である部分を研究し高めています。
そして、何か後一つ突出する部分を見出せればと思うのでマイナーチェンジに期待した車種であることは間違いないです。

ジープ コンパスLIMITEDの乗り心地・走り心地

SUVといっても乗り込む際に気をつけるほどステップが高くなっているだとかは無く、乗降性は一般的な車種と変わらずです。

乗り込み、まず驚いたこととして「LIMITED」は革シートが標準になるのですが、この革シートの張りが強く、沈み込まない事。
僕はアメリカ車はもっとたっぷりとしたソファ的な座り心地かと思っていたので、イメージをすぐに覆させられました。

さて、キーを受け取りブレーキを踏みながら、ステアリングの奥、左側のスタートボタンを押しエンジン始動です。

「まじかこれ!!」と感動させられたのはその振動、エンジン音の小ささ。

個人的なイメージではもっと大きな音で、もっと震えるというイメージに対し恐ろしくジェントルなエンジンスタート。

もちろん、皆無というわけではありませんが、車内は非常に静かで快適です。

電動式パーキングブレーキを押して(倒して)シフトレバーを「D」に入れディーラーを出発します。

ジープ大阪東さんの歩道から車道への勾配が結構あり、今回の試乗車のタイヤが18インチということもあり、乗り越えた衝撃はキャビンを揺らすものの、ボディ剛性が高く、シートのホールド性が良い為、少々の勾配や段差程度なら問題なくクリアできます。

一般道に出ますが、渋滞しておりどうにもアクセルワークについては試せないものの、ブレーキは「ジワジワ」と効いてくるタイプのブレーキ。

一車線の道を抜け国道1号線(通称イッコクドウ)を右折し二車線の道へ。

普段から交通量が多いこの道、この日は比較的空いていたのですが、ベタ踏み加速を試せても3~4秒といったところでしたが、加速の感触としては、少し物足りない感があるものの橋や坂、低速時でのトルクは結構出ていて、僕個人的には好きな部類のエンジン特性。

そして、アクセルペダルの踏み込み量を増やしても車内への音の侵入はかなり抑え込まれており、これにも驚かされましたが、少し残念に感じたのは「ハーシュネス(車外からの振動や音)」というのも18インチを装備する「LIMITED」は上質さやラグジュアリーさを売りにするモデルのはずですが、路面からの振動(音についてはやっぱり抑え込まれているように感じた)をよく拾うという印象です。
もちろん、路面状況を把握するのは重要な項目ですが、細かな振動まで拾ってしまうのは18インチが起因しているように思います、もしかしたら17インチだったら記事に書いてしまうほどは感じなかったかもしれません。

道を工業地帯へ移動しますがここで「良かったなあ」と思ったのが。
トラックなど重量がある車が行き来する道路はどうしても「轍」が出来てしまうのに、この特有の轍でハンドルをとられることは無かったので、サスペンションがしっかり仕事をしていると感じられました。

全長×全幅×全高は4,400mm×1,810mm×1,640mmで、日本車からの乗り換えでも十分に取り回しが効くのはコンパクトSUVの魅力と言えます。

運転席からの前方視界はめちゃくちゃ良い訳ではないですが、狭い道にもスイスイと入っていくことが出来ますね。

僕の運転を終え、ディーラーに戻ってから営業さんに無理を聞いてもらい、営業さんが運転、僕が助手席で再スタート。

慣れない車を運転し試乗していた僕とは違い、いつも扱う商品だからスムーズな運転で快適この上なかったが、やはり気になるのはハーシュネス。
この部分については、17インチのLONGITUDEを試乗しないとなんとも言えないですね。

ディーラーに戻り、試乗を終えました。

ジープ コンパスLIMITEDのまとめ

感覚的加速感については少し物足りないですが、坂や勾配の強い道、低速での力強さは良いと表現しても差し支えないと思います、ですが2.4Lのエンジンであることを考えるとどうにも府に落ちない部分があることは否めません。
ハーシュネスについてはやはり感じるものの、ライバルと比較するともう少し力を入れたほうがいいのかなという印象ですね。
と、ネガなことを書いていますが、乗り心地についてはGLAと同じくらいいいですし、内装の質感についてはGLA、Q2よりも高いです。
シートはジャーマンスリーは超えているといっても過言ではないと言えます。

もしコンパクトSUVで悩んでいるなら、この一台は候補に入れるべきです。

ガソリンについてもレギュラーでOKですし、サイズなどについても他と変わらず、でもデザインは中々被らないといった、所有してからジワジワと喜びやメリットが出てくる車です。

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ABOUTこの記事をかいた人

藤鴎外です。 特段森鴎外のことは好きではありませんが、鴎外の響きにやられてしまいました。 ブルーワーカー系ブロガーで、青い服着てドロドロになりながら試乗記事なんかを書いています。